2015-01-01から1年間の記事一覧

テラ・ツアー中国の旅2015 その6

本日6日、午前6時に集合してタクシーで瀋陽桃仙国際空港に向かい、予定通り8時20分のフライトで帰国の途につきました。旅の途中、風邪で体調を壊した人が若干名いましたが、昨夜のお別れホテルバイキングは、みんな元気でモリモリ、山盛りのサラダや寿司やケ…

テラ・ツアー中国の旅2015 その5

連絡が遅くなりました。実は私を含むスタッフ3人、生徒のおよそ半数が風邪でグロッキー気味でした。みな、熱はほとんど出ないのですが、喉と鼻がやられ、ぼんやり状況が2,3日続きました。雨が続いているので、空気汚染の問題ではなく、そういうタイプの風邪…

テラ・ツアー中国の旅2015 その4

今年の東北地方は干ばつだったそうですが、ここにきて、突然の大雨続きです。ハルビンの最後の1日はなんとかもちましたが、昨日の長春もゲリラ豪雨にみまわれました。生徒たちは街ブラをしている時で、建物の中に避難できたようですが、長春駅にチケット(長…

テラ・ツアー中国の旅2015 その3

昨日は731部隊罪障陳列館を訪れました。この夏にリニューアルされたとは聞いていましたが、ここ数年毎年訪れている私としては、びっくり仰天、開いた口がふさがらないほどの驚きでした。たった1年で、巨大な記念館が出現し、埋められていた遺構が掘り起こさ…

テラ・ツアー中国の旅2015 その2

昨日は瀋陽北駅午前10時の「高鉄」(超特急)で、瀋陽からハルビンに移動しました。一昔前は、夜行列車で一晩かけて移動したこの距離が、なんとっ!2時間なのです。この変化のすさまじさは、長くこちらにいる私には開いた口が塞がらないほどの事態なのですが…

テラ・ツアー中国の旅2015 その1

今年もまた恒例のテラ・ツアーが始まりました。今年の参加生徒は男8名、女3名の11名と私を含めたスタッフが3名、合計14名です。もうほんと〜に“戦争状態”で、毎日ここに何かを書き込む余裕などないのですが、ここを見て“安否確認”をされる生徒の家族のみなさ…

アジアへ! その7

今回私が利用したのは、マレーシアに拠点をおくLCC(ローコストキャリア)のAir Asia X です。国内線はAir Asia といって下の写真です。国際線には、白地のX(エックス)の中にロゴが入ります。距離はよくわからないのですが、とにかく6時間半。関空ー上海だ…

アジアへ! その6

クアラルンプールには、ちょうど足かけ1週間の滞在でしたが、帰国の前日、クアラルンプールで最も古いといわれるマスジッド・ジャメモスクへ出かけました。ただ、このモスクがあるマスジッド・ジャメ駅は、中華街や街の中心部に出るときに通るので、駅のすぐ…

アジアへ! その5

クアラルンプールは、もともと錫の採掘を目的に、中国人移民が開発した町で、中心部に中華街が広がっています。実は、こちらに来るまで、私はクアラルンプールはそういった歴史を持っているし、中華系の住民も多いので、きっと中国語が通じるだろうと思って…

アジアへ! その4

1日ホテルで寝ていた翌日、私は人と会うために、マレーシアの象徴ともいわれるペトロナスツインタワーに出かけました。このビルは国営の石油会社ペトロナスが建設したもので、高さ452m、88階建てです。1階には世界の有名ブランドの店が軒を並べ、41階の連…

アジアへ! その3

市場から出てみると、アザーンの声が聞こえてきました。アザーンというのは、イスラム教の礼拝の時間を告げる朗誦です。何を言っているのかはもちろんわからないけれど、それはそれはとてもよく通るきれいな声で、街の喧騒をぬって遠くまで響き渡ります。マ…

アジアへ! その2

ホテルからぶらぶら歩いてみると、15分くらいで巨大な屋台街に行きつきました。道路の両側にそれぞれ2列、そして本来の店もあるわけだからつまり片側で3列、合計6列の屋台と店舗が、ずーーーーっと先が見えないほど続いているのです。ジーパンやTシャツなど…

アジアへ! その1

私の個人的な用事があって、5日から1週間、マレーシアの首都クアラルンプールへ行ってきました。ここは、もともと中国人の移民が錫の採掘のために建設した街のようで、中国語では吉隆坡(ジーロンポー)といいます。マレーシアとかクアラルンプールという名…

甘粛の旅 その12

その後私は郎木寺→夏河→蘭州へと来た道を戻り、蘭州で運よく翌日のチケットが手に入り、無事に村に戻りました。ちょうど10日間の旅でした。私もずいぶん長い間、ずっと黄土高原の小さな村に留まっていたので、今回久しぶりに“外地”に出た甘粛の旅は、いろい…

甘粛の旅 その11

天葬台からぶらぶら帰って来る(そもそも早足で歩くだけでゼーゼー息が切れます)途中で、遠くで馬に乗っている人がいるのが見えました。 近づいてみると、10代とも思えるような若い女性でした。子羊を散歩(?)させてるみたいな感じでしたが、言葉がまった…

甘粛の旅 その10

日本では葬儀といえば現在は火葬が一般的ですが、私の祖父母の時代は土葬でした。今でも南の島々では土葬の風習が残っています。これ以外に、水葬というのはイメージがわくと思うのですが、チベット族では、昔から天葬というものが行われていました。鳥葬と…

甘粛の旅 その9

郎木寺もやはり“観光による町起こし”に取り組んでいるので、町というか村に入ると至る所ホテルというか、宿と、レストランというか、食堂と、土産物屋で埋まっていました。しかしちょうど閑散期だったようで、私たち以外に観光客の姿も見えず、30元の拝観料…

甘粛の旅 その8

夏河からさらに南に224Km下がったところに「郎木寺」(ランムースー)という村があり、その名の通り、ここにも有名なチベット仏教の寺があります。この村は甘粛省と四川省にまたがっていて、そのそれぞれに寺があって、夏河に来た人はだいたいここを訪れます…

甘粛の旅 その7

夏河では4泊したのですが、けっきょくラプラン寺の中までは一度も入ってないのです。30元の拝観料をけちったわけではありませんよ。外周をチベット人たちと一緒になってコルラ(巡礼)したり、街中をブラブラしているだけで時間がたってしまったのです。それ…

甘粛の旅 その6

さて、いよいよ今回の旅のほんとうの目的地「甘南」へ向かうことにしました。中国のネットで、甘粛省の南部に「甘南チベット族自治州」というのがあるのを見つけたのです。チベットはもともと行きたいとは思っていたのですが、あまりに遠く、特別な手続きを…

甘粛の旅 その5

街を歩いていると、とにかくいろんなものがあって、歩いているだけで好奇心をそそられとても楽しいです。 おなじみケンタッキーのドライブスルー。中国ではマックよりケンタの方が圧倒的に多いです。牛肉よりはチキンの方が好まれるみたいですね。 これは、…

甘粛の旅 その4

イスラム教徒は、宗教上の理由で豚肉を食べません。それで、蘭州は昔から牛を使った「蘭州牛肉面」というのがとても有名で、全中国至るところでこの看板を見かけます。私もさっそく食べてみようと思い、ホテルのすぐ前にあった、「馬有布牛肉面」に入ってみ…

甘粛の旅 その3

私が泊まったのは、町のちょうど真ん中あたりにある、西湖公園の傍らにあるビジネスホテルです。なぜここを選んだかというと、ちょうどホテルの前に「清真寺」、つまりモスクがあったからです。蘭州市には回族というイスラム教徒系住民が50万人くらい暮らし…

甘粛の旅 その2

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%AD%E5%B7%9E%E5%B8%82蘭州市というのは、黄河に沿って東西に細長く開けた町です。河畔に整備された市民公園は、どこまで行っても延々と続いていて、1時間ほど歩きましたが、まったく先が見えませんでした。 ちょうど土…

甘粛の旅 その1

突然ですが、旅に出ました。ビザ切れ帰国と、9月のテラ・スコラツアーで東北地方に行く以外は、ずーーーーっと村にいるので、特に予定を決めないきまま旅というのは、ほんとうに久しぶりです。ネットで地図を見たり、鉄路局のサイトで、チケットの売れ行き状…

山のお正月 その7

明けて初八(春節から八日目)が、賀家湾村の廟灯会の日です。天から降ったか地から湧いたか、日が暮れ始めるごろ、村の広場に次から次へと人が集まってきます。 この右側にあるのが、村の守り神(あんまりそれらしくないですが)で、廟から広場の方に移して…

山のお正月 その6

年が明けてからの1週間も、村はとても静かです。都会に出ていた子供や孫たち、それに、普段はいない学齢期の子供たちもいて(村に小中学校はないので、みな町の学校に出て、ほとんどが寮生活を送っています)、村の人口は格段に多くなっているのですが、寒い…

山のお正月 その5

「新年快楽!」(中国語で、明けましておめでとう) 2月19日が、今年の春節、つまり正月初一でした。除夕の深夜からチラチラと小雪が舞い出し、春節の朝は中くらいの雪化粧です。乾燥した黄土高原ですが、雪はけっこう降ります。ただ、日本のような大雪にな…

山のお正月 その4

それぞれの家の庭にも土地神様が祀ってあるので、それにもお供えをしたり、飾りつけをします。 これは小麦粉で作った「花花」(hua hua)というお供え物で、日本の小さな鏡餅のように、敷居の上とかカマドの上とか、いろんなところに置きます。 魚の準備をし…

山のお正月 その3

大晦日のことは「除夕」(chu xi)といって、今年は2月18日でした。この日の午後になると、村人たちはいっせいに対聯などの飾りつけをします。小麦粉を煮て糊を作って貼るのが基本です。これらは、日本のしめ飾りのように、外す日が決まっているわけではなく…