甘粛の旅 その2

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蘭州市というのは、黄河に沿って東西に細長く開けた町です。河畔に整備された市民公園は、どこまで行っても延々と続いていて、1時間ほど歩きましたが、まったく先が見えませんでした。




ちょうど土曜日だったこともあって、公園ではダンスを踊る人、太極拳をする人、散歩をする人たちで賑わっていました。


近くにクジャクのオリがあって、十羽以上も放し飼いにされていましたが、残念ながら“雄姿”は見られませんでした。



水車公園というのもあって、大小の水車がぐるぐる廻っていました。もちろんかつては黄河の水を使った動力として活躍していたのでしょう。シルクロードの要衝ですから、東方、南方から来た人、西方や北方からやって来た商人たちがこの地を中継点として、さまざまな交易が行われたのだと思います。





山西省と違って、公園にはゴミもほとんど落ちていないし、花壇もきれいに手入れされ、木道を車いすを押して散歩する家族連れを見ていると、蘭州の第一印象は、“豊かで余裕が感じられる町”というものでした。




そして、子どもたちがものすごく多いのです。少子化の日本からは、ちょっとうらやましい光景かもしれませんね。


これがとても有名な(中国人にとっては)、「母なる黄河」の彫像です。