2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

甘粛の旅 その11

天葬台からぶらぶら帰って来る(そもそも早足で歩くだけでゼーゼー息が切れます)途中で、遠くで馬に乗っている人がいるのが見えました。 近づいてみると、10代とも思えるような若い女性でした。子羊を散歩(?)させてるみたいな感じでしたが、言葉がまった…

甘粛の旅 その10

日本では葬儀といえば現在は火葬が一般的ですが、私の祖父母の時代は土葬でした。今でも南の島々では土葬の風習が残っています。これ以外に、水葬というのはイメージがわくと思うのですが、チベット族では、昔から天葬というものが行われていました。鳥葬と…

甘粛の旅 その9

郎木寺もやはり“観光による町起こし”に取り組んでいるので、町というか村に入ると至る所ホテルというか、宿と、レストランというか、食堂と、土産物屋で埋まっていました。しかしちょうど閑散期だったようで、私たち以外に観光客の姿も見えず、30元の拝観料…

甘粛の旅 その8

夏河からさらに南に224Km下がったところに「郎木寺」(ランムースー)という村があり、その名の通り、ここにも有名なチベット仏教の寺があります。この村は甘粛省と四川省にまたがっていて、そのそれぞれに寺があって、夏河に来た人はだいたいここを訪れます…

甘粛の旅 その7

夏河では4泊したのですが、けっきょくラプラン寺の中までは一度も入ってないのです。30元の拝観料をけちったわけではありませんよ。外周をチベット人たちと一緒になってコルラ(巡礼)したり、街中をブラブラしているだけで時間がたってしまったのです。それ…

甘粛の旅 その6

さて、いよいよ今回の旅のほんとうの目的地「甘南」へ向かうことにしました。中国のネットで、甘粛省の南部に「甘南チベット族自治州」というのがあるのを見つけたのです。チベットはもともと行きたいとは思っていたのですが、あまりに遠く、特別な手続きを…

甘粛の旅 その5

街を歩いていると、とにかくいろんなものがあって、歩いているだけで好奇心をそそられとても楽しいです。 おなじみケンタッキーのドライブスルー。中国ではマックよりケンタの方が圧倒的に多いです。牛肉よりはチキンの方が好まれるみたいですね。 これは、…

甘粛の旅 その4

イスラム教徒は、宗教上の理由で豚肉を食べません。それで、蘭州は昔から牛を使った「蘭州牛肉面」というのがとても有名で、全中国至るところでこの看板を見かけます。私もさっそく食べてみようと思い、ホテルのすぐ前にあった、「馬有布牛肉面」に入ってみ…

甘粛の旅 その3

私が泊まったのは、町のちょうど真ん中あたりにある、西湖公園の傍らにあるビジネスホテルです。なぜここを選んだかというと、ちょうどホテルの前に「清真寺」、つまりモスクがあったからです。蘭州市には回族というイスラム教徒系住民が50万人くらい暮らし…

甘粛の旅 その2

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%AD%E5%B7%9E%E5%B8%82蘭州市というのは、黄河に沿って東西に細長く開けた町です。河畔に整備された市民公園は、どこまで行っても延々と続いていて、1時間ほど歩きましたが、まったく先が見えませんでした。 ちょうど土…