甘粛の旅 その5

街を歩いていると、とにかくいろんなものがあって、歩いているだけで好奇心をそそられとても楽しいです。


おなじみケンタッキーのドライブスルー。中国ではマックよりケンタの方が圧倒的に多いです。牛肉よりはチキンの方が好まれるみたいですね。


これは、「イスラム無酒レストラン」と書いてあります。当店は酒を置いていませんという意味。敬虔なイスラム教徒は酒もタバコもたしなみません。


さすがシルクロードの要衝、あの壁画で有名な「敦煌」行きのバスが走っていました。たぶん、12時間以上かかると思いますが、中は寝台仕様になっています。


銀行の前に停まっていた現金輸送車。もちろん銃には実弾が入っています。こわっ!


車やバイク、カメラはもちろんのこと、日本製品は普通に溢れています。この左側の看板は、オムロンと読みます。


ふと、前を見ると、なんだか柴犬によく似た犬を散歩させている人がいて、しばらくついていったのですが、ついに我慢しきれなくなって、「その犬はなんという種類なんですか?」と声をかけてみました。するとその女性はちょっと自慢げに;

「これは日本犬なのよ」と答えたのです。私は思わず、「え〜っ、やっぱりー、私日本人なんですっ!」と叫んでしまいました。彼女は6月の中ごろに初めて日本旅行に行くそうです。ちょうど梅雨時なので、もしかしたら天気が悪いかも、というと「いいの、いいの。まずは一度行ってみて。。。」と、気に入れば何度でも行きそうな口ぶりでした。

車や電子機器だけでなく、生きた犬までもが海を渡り、はるばるシルクロードの十字路までやってきて、幸せそうに暮らしているのを見て、なんだか私も幸せな気分になりました。