国境を越える旅第2弾 その10

12月1日午前0時35分のフライトで、生徒たちは無事に帰国しました。今回の旅はほんとうに様々な人たちとの出会いがありました。異国に到着早々、コンポンプルックの水上村のお宅にボートから上陸し、みんなで料理を作って一緒に食べたごはんのおいしかったこ…

国境を越える旅第2弾 その9

カンボジアではほとんど車をチャーターし、びっちりとスケジュールが組まれていましたが、ベトナムは2泊ですし、当初より、自由行動とショッピングがメインと決めていました。宿をとったのはベンタインという市の中心部で、ここからは町一番の繁華街、ドンコ…

国境を越える旅第2弾 その8

11月28日、いろんな出会いがあったカンボジアに別れを告げ、“国境を越える”日です。セントラルマーケットにあるバスターミナルを、午前8時45分に出発しました。お世話になったブンティともここでお別れですが、みなもう“来年も必ず来る”人ばかりだったので、…

国境を越える旅第2弾 その7

ブンティの知り合いで、小さな日本語学校を任されている人がいて、27日はそこを訪問しました。行ったときには7名ほどの生徒さんしかいませんでしたが、ここは“介護留学”を目的として設立されたところのようで、経営者は日本人です。ここでまず初歩の日本語を…

国境を越える旅第2弾 その6

ワット・プノンに行った日の午後、トゥールスレン虐殺博物館を訪れました。1975年4月、ポルポト軍がプノンペンに入城して民主カンプチア政権が成立して以降、3年半の間に100万とも200万ともいわれる同胞が無残に虐殺された暗黒の現代史を後世に伝えるための…

国境を越える旅第2弾 その5

昨日は、4泊したシェムリアップを朝8時半に出て、午後3時前にプノンペンに到着しました。ありがたいことにバスはガラガラで、それぞれ2人分の席を占領してぐっすり眠ることができたようです。 そして今日午前中は、街の名前の由来ともなっているワット・プノ…

国境を越える旅第2弾 その4

カンボジアに着いて4日目の今日は、ツアーの間で唯一の純“観光旅行”デーで、車をチャーターして、アンコール遺跡群を訪れました。アンコールワット、アンコールトム、タプローム寺院の3カ所です。ところが、何の因果か、私はカメラを持ってゆくのを忘れたの…

国境を越える旅第2弾 その3

今回の参加者の中に3名ほど、福祉方面への進路を考えている生徒がいます。それで今日は、午前中に日本人が経営する孤児院を訪問し、午後には「バナナペーパー」というNPOを立ち上げた、タクヤさんという20代の青年のフィールドを訪問しました。彼は、汚染物…

国境を越える旅第2弾 その2

トンレサップ湖へはバスで1時間ほど。今は雨期が終わり、湖の水も水位を下げ始めた季節ですが、最も水量の多い9月では、湖の面積は琵琶湖の9倍ほどにもなるという、東南アジア最大の湖です。今回は、私の友人で、日本滞在歴20年というベテランガイドのブンテ…

国境を越える旅第2弾 カンボジア〜ベトナムへ その1

いよいよ今日が、国境を越える旅第2弾 カンボジア〜ベトナムへの旅の初日です。正確にいうと、昨日はセントレアの東横インに宿泊しました。なんでも、1日勘違いしていた生徒がいたようで、昨日の朝合流できなかったようですが、なんとか無事に全員出発しまし…

次なる国境をめざして その4

その後また2時間ほど行くと、いよいよチヤウドックというベトナムの町に上陸します。この町がまたとてもおもしろい町で、ものすごく寺が多いのです。 私が上陸したのはちょうど旧暦の大晦日で、街中が春節を迎える準備でごったがえしていました。街を歩くと…

次なる国境をめざして その3

船に戻ってまた5分くらい乗ると、今度はベトナムの税関です。ここもフローティングオフィスでしたが、後方の建物は、川岸に建っています。カンボジアとベトナムの国力をまざまざと見せつけられるようで、ちょっと複雑な気持ちに。ここで今度はベトナムの入国…

次なる国境をめざして その2

“上陸”すると、まずこんなモノに出会いました。ちょうど旧暦の大晦日にあたる日だったので、新年を迎えるためのお供えがたくさん並んでいました。カンボジアは仏教国です。ワンちゃんものんびり昼寝。ここで飼われているんでしょうか? (失礼ながら)このバ…

次なる国境をめざして その1

来年は、つまり今年は、ベトナムとカンボジアの国境を越えて、アンコール・ワットまで行きたい、と書いたのは、つい1か月半ほど前のことですが、実はすでに下見をしてきたのです。思いついてから行動するまでのフットワークの軽さは誰にもひけをとらない私で…

歩いて国境を越える旅 その10

11月29日、大阪港を鑑真号で出港して以来、今日12月10日で12日目。長かった旅も終わりを告げ、17:55発の香港エクスプレスで羽田に向かいます。 今ではなかなか経験することのない、50時間にもおよぶ長い船旅で煌びやかな上海に上陸。飛行機で広西省チワン族…

歩いて国境を越える旅 その9

12月9日、ホイアンは、16世紀末から繁栄した国際貿易港で、江戸時代には朱印船貿易の拠点となりました。かつては“日本人街”があったようで、街のはずれに日本人の墓も残っています。ところがその後の江戸幕府の鎖国政策で日本人は撤退してしまい、その後に中…

歩いて国境を越える旅 その8

12月8日、ベトナムは南北に長い国ですが、北部にハノイ、南部にホーチミンがあり、ちょうどそれらの真ん中あたりにベトナム第三の都市ダナンがあります。今日はハノイノイバイ空港からダナンに移動しました。 これらの写真は、ノイバイ空港の国際線ターミナ…

歩いて国境を越える旅 その7

12月7日、ホーチミン廟は、午前中しか拝観できず、しかも長い行列に並ばなければならないので、閉館後にその前を通っただけで、近くにある、ホーチミンが実際に暮らしていた家を見学しました。 とても簡素な造りでしたが、熱帯樹の小さな森に囲まれて、池の…

歩いて国境を越える旅 その6

12月6日、朝起きて、ホテルのおいしい朝食を食べ(フルーツもたくさん。マンゴーもパインもパッションフルーツもご自由に)、みんなは「ホアロー収容所」に向かいました。ここは、フランス統治時代に、反体制派を収容した監獄です。後のベトナム戦争の時代に…

歩いて国境を越える旅 その5

12月5日、昨夜は徳天瀑布から7時間ほどかけて移動し、崇左という町に泊まりました。ここは、北京からハノイに向かう国際列車が通る町です。私たちはここから各駅停車に乗って、憑祥という駅に向かい、そこからタクシーで友誼関に向かいました。友誼関は、漢…

歩いて国境を越える旅 その4

12月4日、これが“国境にかかる滝”、徳天瀑布。高さ50m、幅100mほどありますが、夏期にはもっと水量があるそうです。滝の右側(手前側)は中国領、左側はベトナム領です。 最近の中国は、どこも観光産業が隆盛ですが、ここも一大観光地と化していました。次か…

歩いて国境を越える旅 その3

12月3日、今日は移動日です。私たちは、浦東空港12:05発のフライトに乗る予定だったので、いくらかゆっくりできるかなと、当初は思っていたのですが、とんでもない。上海というのは、実に広大な都市なのです。私たちが泊まったのは、北外灘という、上海のほ…

歩いて国境を越える旅 その2

12月2日、私たちは3つの班に分かれて行動しました。「グルメ・ショッピング班」と「日本人の設計による上海の建築群見学班」と、「上海下町ウォッチング班」です。 私はO君とH君と3人で、以前行ったことがある「老西門」という地区に行ってみました。地下鉄…

歩いて国境を越える旅 その1

12月1日、私は上海外灘で、生徒たちがやってくるのを待ちました。なんと、テラ・スコラのメンバーは、2日前に大阪の港を出発し、鑑真号という名の船でやってきたのです。昔は船の方が安かったので、私もたびたび使ったものでしたが、今や航空券(LCC)はかつ…

歩いて国境を越える旅へのお誘い Made in Japanの大氾濫

昨日のエントリーでも日本製品の看板の多さをご紹介しましたが、ベトナムにこれほどの日本企業が入ってきているとは知りませんでした。おそらくは、“チャイナリスク”というものが大きく問題になりだしたここ数年のことでしょう。同じく、韓国企業の進出も顕…

歩いて国境を越える旅へのお誘い ホーチミン到着

今回の下見ツアーは強行軍で、ホイアンに1泊した後の6日、再びダナンに戻り、飛行機でホーチミンに向かいました。 これはダナン空港の搭乗口へのゲート。つまり、広告料が最も高い場所のひとつではないかと思います。 飛行機の窓から見た、縦横に水路が流れ…

歩いて国境を越える旅へのお誘い ホイアン

ベトナムは縦に細長い国ですが、ちょうど真ん中あたりの海沿いにベトナム第3の都市ダナンがあります。私たちはハノイから飛行機でダナンに飛び、そこからTAXIで30分ほどのホイアンという町に向かいました。ホイアンは、世界遺産に登録されている古都で、15〜…

歩いて国境を越える旅へのお誘い ハノイ街ブラ2

19世紀末、フランスによって建造されたホアロー収容所の扉。主にフランスへの抵抗運動に関わった政治犯が収容されていました。 当時を再現した蝋人形と“対話”するいまりん。 政治犯が脱走した痕跡。ここから脱走した人たちがベトナム独立運動の中心となりま…

歩いて国境を越える旅へのお誘い ハノイ街ブラ1

私もベトナムは初めてですが、長くフランス統治下にあった影響が、市民生活の隅々にまで残っている、あるいは定着しているのを知って驚きました。自転車でパンを売っているおばさんのかごの中はみなバゲットなどの“フランスパン”です。街のアチコチで、“SUB …

歩いて国境を越える旅へのお誘い ハノイ到着

国境の町までたどり着くのはなかなか苦労しましたが、国境越えそのものはわりあいスムーズに行き、ベトナム側のドンダンという町に到着しました。そこからまたバスに乗って、4時間ほどでベトナムの首都ハノイに到着します。 途中の休憩所の風景。鶏を籠ごと…