歩いて国境を越える旅 その6

12月6日、朝起きて、ホテルのおいしい朝食を食べ(フルーツもたくさん。マンゴーもパインもパッションフルーツもご自由に)、みんなは「ホアロー収容所」に向かいました。ここは、フランス統治時代に、反体制派を収容した監獄です。後のベトナム戦争の時代には、捕虜になった米軍パイロットが収容されていました。“ハノイヒルトン”と呼ばれていたそうです。


実は私は翌日の人形劇のチケットをとるために劇場に行っていて、みんなと合流したのはこの大教会の前です。


ハノイは町中至る所カフェだらけ。カフェといっても、しゃれたヨーロピアンスタイルから、プラスチックの椅子を並べただけのもの(こちらが主流)まで様々で、なんだか、ベトナミィーズは朝から晩までコーヒー飲んでるようです。




その後に、世界遺産に指定されている「文廟」へ行きました。孔子廟のことです。1070年に建立され、1076年(日本はまだ平安時代!)には、ベトナム最初の大学が設立された場所です。中国文化が、いかに昔から強い影響を与えていたかがよくわかるところです。受験シーズンには、観光客ばかりでなく、受験生でにぎわうそうです。


これが一番最初にある文廟門ですが、びっくりしました。日本から来た高校生が、おそらくは2、300人くらい。しかも全員、この暑い国で詰め襟の学生服を着て汗だくで、いくら制服とはいえちょっとかわいそう。。。




マーケットはどこも賑やかで活気にあふれています。知らない土地、初めての国に行った場合、そこのマーケットをのぞいてみるのが一番。花屋も多く、自転車の荷台で売っている人などもよく見かけました。黄色い菊の花が多いのは、きっと仏様にお供えをするのでしょう。ベトナムは仏教国です。