2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新しい旅の始まり

長かった旅ももう最終ラウンドに入りました。到着そうそう「もう帰りたい」と泣いた子や、夜な夜な国際電話にしがみついていた子もいましたが、1週間もたつとすっかり“中国通”になって、しみじみ名残を惜しむ子、すでに中国留学を決心している子など、毎年さ…

日本人の証明

翌日私たちは、市内に住むハオばあちゃんを訪問しました。彼女のおじいちゃんが富士見村から満蒙開拓団の一員として、木蘭というハルビン郊外の村に入植したという人です。終戦時3歳で、父親はすでに死亡、母親と生き別れになって、中国人の養父母に育てられ…

731館長さんと懇談

翌日は731部隊罪障陳列館に向かいました。 実はこれは去年も感じたことなのですが、ここの展示の仕方は、最初の頃とかなり変わってきています。私が最初に訪れたのは、まだむつみ高校が開校する2年ほど前で、そのときには資料館はまだありませんでした。731…

撫順からハルビンへ

撫順に3泊した後、一行はハルビンに向かいました。 撫順北駅。まだ工事中なのにすでに利用されています。日本では考えられないことですが。。。 まずは瀋陽駅まで。満鉄が作った瀋陽駅も後方に大きなドーム型の新駅舎が完成して一体化しています。日本人が作…

新屯のおばあちゃん

翌日は、撫順戦犯管理所を見学して後、近くで車を3台チャーターして、去年訪れた龍鳳炭坑竪坑櫓へ行きました。満鉄の技術で造ったものです。私個人的には、この竪櫓が大好きで、今年も会えたことは幸いでした。この櫓は、地下にまっすぐ638メートル掘られて…

撫順炭坑

毎年同じコースではありますが、今年の撫順炭坑はとりわけ天候に恵まれ、はるか遠くまで見渡すことができました。ここは西露天といって、東側にももう一ヵ所、東露天という露天掘り坑があります。そして今年は初めて、この西露天のちょうど反対側に新しくで…

丹東から撫順へ

国境の街丹東に2泊して、国境沿いの道路を通って、瀋陽に向かいました。本来路線バスで行く予定だったのですが、休暇に入っていたため、瀋陽行きの切符が、なんと、15枚しか残っていなかったのです。私たちは総勢16人。さあ、どうしようといろいろ方法を考え…

大連から丹東へ

大連は中山広場の近くのホテルに1泊して、翌朝丹東に向かいました。この日、9月6日は土曜日で、かつ8日が中秋節のため、街は故郷へ帰省する人々でごったがえしていました。バスのチケットは4日にすでに購入していましたが、チケットがあるからといって、完全…

テラ・ツアー 大連

みなさんお久しぶりです。 今年もまた、恒例の「テラ・スコラ中国ツアー “満州”と国境をめぐる旅」がスタートしました。今回の参加者は、女性10名、男性3名+スタッフ2名+私で、合計16名。スリランカ籍ひとり、ブラジル籍ひとりを含む、日本語中国語英語信…