撫順炭坑


毎年同じコースではありますが、今年の撫順炭坑はとりわけ天候に恵まれ、はるか遠くまで見渡すことができました。ここは西露天といって、東側にももう一ヵ所、東露天という露天掘り坑があります。

そして今年は初めて、この西露天のちょうど反対側に新しくできた、炭坑博物館を訪れました。去年も行きたかったのですが、なにしろ反対側までは10キロ近くを迂回しなければならず、バスはおろか、タクシーもなかなかつかまらないところにあるのです。ところが今年は銀座賓館のご好意で、無料で3台の車を出してもらったのです。

これが反対側の炭坑博物館から見た露天掘り坑。なんだか閑散としていたので、中秋節の休暇のせいかと館員に聞いてみると、もう掘る資源がなくなりつつあって、普段からこんな感じなんだそうです。

博物館には昔の写真や、掘削機械やさまざまな道具の展示、当時の資料や給料簿なども展示されていて、なかなかおもしろい博物館でした。





当時使われていた掘削機やブルなども野外に展示。その大きさは写真を見ていただけばおわかりかと。

なにしろ、みなお金に替わる巨大な鉄の塊ですから、夜は大型のシェパード犬が放たれます。私たちが行ったころにはケージの中に入っていましたが、特に吠えもせずおとなしかったです。日が暮れてからはきっと恐ろしいのでしょうね。さすが中国。