丹東から撫順へ

国境の街丹東に2泊して、国境沿いの道路を通って、瀋陽に向かいました。本来路線バスで行く予定だったのですが、休暇に入っていたため、瀋陽行きの切符が、なんと、15枚しか残っていなかったのです。私たちは総勢16人。さあ、どうしようといろいろ方法を考えながら歩いていたら、突然私の名前を呼ぶ人がいて、それが去年までの交流校の先生だった揚さん。今年はその日本語学校が閉校になってしまって、交流がかなわなかったのです。日中関係の悪化はこんなところにまで影響を及ぼしています。

で、その楊さんが紹介してくれた旅行社でバスをチャーターして、私たちは瀋陽北駅に向かいました。そこで、田さんという中国人の友達と合流してバスで撫順へ。

撫順では、銀座賓館という小さなホテルに3泊します。ここは、去年3月、私が地図上でぐるぐるしていて偶然見つけた名前で、もしかして、昔の日本人居留時代と関係があるのかと思って聞いてみると、経営者夫妻が日本びいきで、東京の銀座に憧れてつけた名前だとか。それで去年利用したのですが、従業員一同みな日本びいきで、とても気持ちよく滞在することができたのです。これは生徒たちにとっても大切なことで、今年もお世話になることにしました。

これは予期していなかったことですが、撫順駅に着いたら、ホテルから3台の車で迎えに来てくれたのです。そして、翌日も何時間もの間、私たちのために車を出してくれました。料金を払うといっても受け取らず、こんなことは中国では滅多にないことで、それだけ私たちのグループが歓迎されているということです。

もし撫順に行かれる予定がある方、お勧めの銀座賓館です。
場所は労働公園正門の近く。電話番号は024-5399-1999
日本語が話せるスタッフがいます(常にではありませんが)。
料金は、1泊3000円くらい。