山のお正月 その3




晦日のことは「除夕」(chu xi)といって、今年は2月18日でした。この日の午後になると、村人たちはいっせいに対聯などの飾りつけをします。小麦粉を煮て糊を作って貼るのが基本です。これらは、日本のしめ飾りのように、外す日が決まっているわけではなく、そのまま貼りっぱなし、風に吹かれて飛んだらそれもそのままで、次の年の除夕に貼り替えます。





黄色い対聯が貼ってある家は、去年その家の誰かが亡くなったという印で、緑や紫はおととし亡くなった人がいるという意味です。3年目からは紅い紙を貼ります。門に色違いが混じって貼ってある場合は、その門の中に、複数の家族が暮らしているということになります。