アジアへ! その1


私の個人的な用事があって、5日から1週間、マレーシアの首都クアラルンプールへ行ってきました。ここは、もともと中国人の移民が錫の採掘のために建設した街のようで、中国語では吉隆坡(ジーロンポー)といいます。

マレーシアとかクアラルンプールという名前は、誰でも知っていると思いますが、さて、いまいちどんな国なのか街なのか、実感がわかないというのが正直なところではないでしょうか?私自身も初めて行く国です。(写真はネットで拾ったクアラルンプールの中心部。右手のペトロナスツインタワーは、20世紀に建てられた世界一高い建物だそうです。)

関空からLCCエアアジアで6時間半。早朝5時半頃の到着でしたが、クアラルンプール国際空港はまず、私の“アジア観”を裏切って、広々としたオープンスペースのショッピングモールのようになっていて、行き交う人々のファッションもとてもおしゃれでした。モールには、マック、ケンタはもちろん、ユニクロも入っていました。




空港の写真を取り損ねてしまったのですが、市の中心部に向かう高速列車も、ホームのベンチもこんなにおしゃれです。車窓からはさっそく見慣れたロゴが。駅などの表示は、すべてマレーシア語と英語が併記されています。





私はティティワンサというところに用事があったのですが、ここはモノレールの終点駅。中心部からはちょっと離れた、インド人が多く住んでいる界隈でした。ホームの扉にもこんなペイントが施され、とにかく街中がカラフルで、かつとても清潔な街でした。



これは車内ではなく、電車の宣伝看板。ところどころにほんものの赤いベンチが出ていて、ここには生身の人間が休憩可。とにかく、おしゃれなんです。


ティティワンサで偶然通りがかったホテルのフロントの横に、なぜか日本の五月人形飾りの兜が置いてありました。ここのボスと名古屋の企業の社長とが友達なんだそうです。なんだか不思議な縁で、さっそくここに宿をとることに決めました。結果的に、ここは値段のわりにすこぶる気持ちの良いホテルだったのです。


ホテルのすぐそばにあった、「北海道」という名前のシーフードレストラン。3列駐車、店の裏道にまでテーブルがびっしりの大繁盛。この店はどうやら中国系の経営者のようです。街中でも「太陽のクアラルンプールから雪のHOKKAIDOへ!」という大きな観光看板を見かけました。熱帯雨林の南アジアの人々にとって、雪の北海道はさぞかし、一生に一度は行ってみたい憧れの地なんだろうと思います。


ホテルのすぐ前からも、クアラルンプールの象徴、ペトロナスツインタワーがよく見えました。