LCC航空

昨年末に帰国して、今回は珍しく3ヶ月も日本にいて、一昨日村に戻りました。その顛末になかなか興味深いものがあるので、今回はそれを書いてみます。

3月23日に関空から香港に向かいました。私はいつも中国の方で往復チケットを購入しているのですが、今回は事情があって、片道で帰ってきたので、日本から片道切符を買わなければなりません。ところが国際航空券というのは、往復で買うのが基本なので、片道というのはとても割高、時には往復よりも高い場合すらあるのです。

で、今回私は初めてLCC航空券というのを買いました。最近流行の格安航空券です。関空→香港に「香港エクスプレス」というLCC航空の便があって、それが25,000円。往復でもほぼ同じ金額です。

なぜこんなに安いのかというと、IATA(国際航空運送協会)という大手航空会社の協会に入っていないので、独自の経営方針の下に独自の料金を設定できるからです。日本では中国資本の「春秋航空」の名前を聞いたことがある人もいるでしょうね。

噂に聞いていたとおり、LCC航空には、機内サービスがいっさいなく、水すらも有料で買わなければなりません。枕や毛布も有料、映画や音楽のサービスもなし。搭乗するときも、使用料を取られるボーディングブリッジを使わずタラップを上る。乗務員も、必要な仕事をこなすだけで、ニコリともしません。

とまあ、たまに海外旅行に行くような人には無粋かもしれませんが、私のようにしょっちゅう移動している人間には安いのが一番。しかも代理店を通さず、ネットで購入するのが基本です。料金は毎日のように変動していて、場合によっては、香港まで往復2万円を切ります。

ということで、とにかく関空を午後3時頃に出て、香港には6時頃に到着しました。今回私は、香港で中国(大陸部)への入国ビザを申請することになっているのです。