撫順下見旅 その6

これは、当時の靖国神社の本殿だそうです。それらしき痕跡を探すのは難しかったのですが、こういった形の屋根は他では見られず、神社の屋根の形だと思います。また、この建物が道路からかなり奥にまっすぐに入った位置にあって、地形的にも神社様式でした。当時の写真がないかネットで探してみたのですが、今のところ見つかりません。ただ、私は撫順の資料館で靖国神社の写真を見たことがあります。

現在は、公安局退職幹部の保養施設になっているようです。靖国→公安局というのもなかなかスゴイですね。

ところで昨今、“靖国問題”がまたぞろメディア市場に頻繁に顔を出しているようですが、例え「自国のために戦争で亡くなった人々を弔うのは、どこの国でも同じだ」としても、侵略した国にまで靖国神社を作って、彼らにとっては「自国を侵略し、同胞を殺戮した」人々を、強制的に崇め奉ろうとさせたのだから、中国や韓国の人々が、今でも「靖国」の2文字に敏感に反応するのも当然ではないでしょうか。