テラ・スコラ国境を巡る旅 (つづき その6)

9月26日(月)〜29日(木) 東港日本語学校

26日午後からの3泊4日間、どんなことをしようか、現在、東港の張先生と打ち合わせ中ですが、まずはこちら側の企画として「日本紹介写真展」をやる予定です。これは、昨年「山の分校」(私が住む村)にむつみの生徒がやってきたときに展示して、とても好評だったので、それを東港でもやろうと考えているのです。コンペ形式にして好きな写真に投票もしてもらいます。ここの人たちは日本に対する情報も知識もたくさん持っているので、当然村とは違った結果が出ることでしょう。写真を見ながらいろいろ話もはずむことと思います。展示する写真は、参加する生徒やスタッフなどから集めて、学校のプリンターでA4サイズに印刷します。

東港側の企画としては、東港にいまも残る、日中戦争時代の遺跡を、両校の生徒で一緒に見学する予定で、現在、その候補地を探してもらっているところです。

ややこしいのですが、東港市というのは、行政区画としては丹東市に所属します。そしてその丹東市は、かつて安東と呼ばれ、安東港(現在の東港の港)があったため、満州事変勃発とともに日本軍に占領された歴史があります。だから当時の施設など、いろいろなものがまだ残っているのです。

しかし同時に、現在は水産関係を中心に日本企業の進出も多いところで、丹東市の副市長さんは日本留学の経験があり、とても親日派だそうです。

また、去年までの恒例となっていた、一緒に日本語の授業を受ける、両校生徒での食事会、ペアになって街に出て散策や買い物などなど、も予定しています。

ともかく、そんなに人数は多くないし、東港側は私たちの“無理”を聞いてくれるので、臨機応変、こんなことがやりたい、こんなことができるかも……というのは、その場になってからみなで考えましょう。

また、今はナイショですが、ちょっとしたサプライズも用意してますよ。