9月25日 国境を見る!

5年前からほぼ同じコースで行われているこの企画には、“きみは国境を見たことがあるか?”という、いわばサブタイトルがついています。海に囲まれた日本にいては見ることができない国境を見る、というのがひとつの柱になっているのです。

朝、東港の生徒たちと一緒に、貸し切りバスで学校を出ると、やがて延々と続く鉄条網が目に入ります。向こう側は茫々と広がる草っぱらやトウモロコシ畑です。

この鉄条網から数メートル向こう側が、北朝鮮との「国境」です。今回は人影が見えませんでしたが、何度も来ている私は、何回も北朝鮮の人たちの姿を見ています。3年前までは鉄条網はなかったのですが、テポドン騒動のあとに設置されました。

みんなでバスを降りて、“国境見学”です。

その後丹東の町に入り、鴨緑江にかかる日本軍が造った橋や博物館や公園をまわっていったん東港にもどり、その後はそれぞれの小さな班に分かれて自由行動。東港の生徒たちに案内されて散歩や買い物を楽しみました。今回の旅で一番楽しかった一日ではなかったでしょうか?

*朝、東港の生徒と同じ日程で行動。5:30に起床し6:10に運動場で体操。起床から30分で着替え、洗顔、化粧、身の回りの整理をすませる東港の生徒に呆然とする。7:00ごろ朝食をとり、8:00からバスに乗り東港市内を回る。12:00ごろ昼食にラーメン食べ公園を散歩するも途中で体調を崩す。寮に戻り休むが熱を出し病院へ。10年ぶりに点滴をうたれる。

*中国の北朝鮮の国境へ行って、柵の向こう側にある北朝鮮を眺めてみた。中国と比べて草や木も少ないし、人もいない。全くと言ってもいい程発展していない国なんだなと感じた。隣接している国でここまで違うものなのか?島国である日本では見ることのできない国境や、しょっちゅうテレビや新聞を賑わせる国を見ることができて感動した。

*かけがえのない2日間になった。皆、本当に元気で、様々なことを教えてもらえた。これで、東港での生活が終わりと思うと、かなり寂しいと思う。ここであったことは、どれも忘れられない思い出になった。