9月22日 ハルビン

今日は午前中は自由行動。みんなは、中央大街へ出てお買いもの。
私は疲れてホテルで休憩。

午後1時の特急列車で瀋陽に向かいました。

注:この写真がなぜかどうしても縦にならないのです。ナゾです。横向きになって見てください。

*改めて日本のしたことのひどさを知った。今回、731部隊の所へ行って何も感じなかった人はいないと思うし、残酷ではあるが、事実だし、現実と向き合っていかないとまた同じ悲劇を繰り返すことになる。しっかり見学する事ができてとても貴重な経験ができた。

731部隊の特集番組を中学生の時に見てから、自分の中で「中国」という意識が芽生えて、それから4年間、幸運にもそういった生の中国や生の反日、歴史に触れる機会が幾度とあって、しかし自分の考えはまとまることはなくて回数を重ねる事に複雑化してしまっている。一番最初に見えた正面の施設、ボイラー室、崩れかけた煙突を実際に自分の目で見て、日本人であること以外に個人としての責任や行動を求められているような気がして自分ってそもそも何だろう?と思った。

*バスの中で「尖閣列島問題があるから日本人は歓迎しない」と言われショックだったし、会話もする前から〝日本人はこういう奴だ″と決めつけられているみたいで嫌だった。

ハルビンの駅で伊藤博文が暗殺された場所に行き、日本が近代化して初めての総理大臣がハルビンで朝鮮の若者に暗殺されるということがどういう意味なのかとても考えさせられた。帰りのバスで向かいに座っていたおじさんが「韓国人?」と聞いてきて「日本人」だと答えるとしばらく黙って、バスを降りるときに私に日本人への不信感を表した。覚悟はしていたけれどやはりショックだった。しかしそれは変えられない事実であると受けとめたけれど、これからどうしたらいいかもっと考えようと思った。

*今日は買い物をした。たばこを吸わないのに灰皿を買ってしまった。置き物もたくさん買った。ペガサスの置き物も買った。うちに帰ったらお宝鑑定団にみてもらおうと思っている。たとえ、ティッシュペーパーほどの価値でも僕は大切にしようと思っている。