9月19日 ジャーロン自然保護区

一昨日私が書いた、ハルビンからチチハルに向かう車窓から見える大湿原の一画が、ラムサール条約で保護されているジャーロン大湿原です。それはそれは広大なもので、現地の人がいうには、世界的にとても有名な湿原で、西欧人の観光客も多いそうです。

ここで飼育されているタンチョウ鶴を一日に2回放鳥するというので、それを見に行きました。もちろん片道1時間の路線バスで往復です。テラ・スコラの旅は、よほどの事情がない限り貸切バスは使いません。場合によっては、その方が料金が安くなるといわれても、基本は現地の人たちと触れ合いの場を持てる路線バスです。生徒にはあまり好評ではないみたいですが、私はこの路線は崩したくありません。

で、寝坊した生徒がいてその路線バスに1本乗り遅れ、肝心の放鳥の場面に間に合いませんでした。それでも、かなり遠くから、バァーーッ!と飛び立って、空をぐるぐる旋回している姿は見ることができました。真下から見られたら豪快だったのになぁと、残念!みんなどうしても部屋で話が弾んで、寝るのが遅いんだよね。

その後夕方4:20の特急でハルビンに向かい、2時間半で到着。この列車のチケットは、旅行社に頼んで、わざと一列おき、つまり中国人と向かい合わせになるようにとってもらいました。松花江のほとりに建つ今回の旅では一番いいグロリアプラザホテルにチェックイン、夕食は近所の火鍋屋に行き、なかなか好評でした。中国の鍋は、ひとりづつ小さな鍋が出て、下から固形燃料を焚き、自分流に調味して食べるのが多いようです。

*ジャロン自然保護区でツルを見た。生まれて初めての経験だったけど、初めてじゃない気がして とても心地が良かった。その後、保護区内を一人で歩いてみて遠くに見える地平線を見た時、 何故か涙が出そうになった。今まで中国に対して抱いていたイメージが一瞬で変わった。自然保護区内を一人で散策してみて、自分一人ではどこまで行こうとか 見通し的なものも立てることができなかった。一人で行動する能力を身につけたいと思った。

*日本という小さな国で生きてきましたが、地平線を見て、自分の小ささを感じた。

*自然保護区で初めて見た地平線の光景に感動した。また、自然保護区はとても風が心地よく、 自然の音も重なって、とてもリラックスできた。車内で交流した中国人の方は、3人とも、 とても温かい人で、西やんのおかげもあって話も盛り上がり、とても楽しい時間を過ごせた。

*今日は特に楽しみしていた列車での交流で大学生やパソコンの先生そしてその友達の皆さん、 席が変わってからはツアーガイドさん等沢山の人たちと話せて大満足でした。最初ポテトチップスを 勧めて断られてダメかなぁと思ったけれどそれがきっかけで話ができてその輪が広がっていって、 ちょっとでも中国語と英語を続けていて良かったと思った。中国の人は「自分と違う人・物」に対しての 接し方がとてもユニークだと思った。中日の問題なども話してみて、もっと話したいことが沢山あるのに 言葉のボキャブラリーが少なくて話せず!もっと勉強しようと思った。