9月17日 瀋陽→チチハル

瀋陽北駅のホテルに泊まって、翌朝すぐにチチハルに向かいました。ハルビンで乗り換えるのですが、乗り換え時間が9分しかなく、中国の列車はときどき遅れるので、念のため1本遅い列車と、2種類の切符を用意してもらい、旅行社の人にホームまで持ってきてもらうというあわただしさでしたが、幸い予定通りの列車に乗れました。

ハルビンからチチハルに向かう列車の窓からは、大湿原が見渡せます。今回そもそもチチハルを行程に加えたのは、いうまでもなく、かつて長野県は、日本最多数の満蒙開拓団員を送り込んだ県であり、今も“残留孤児”3世4世という子どもたちが数人、テラ・スコラの生徒として在籍しているということがあったからです。

私はこのツアーの3か月ほど前に、下見のためにこの地を訪れているのですが、この大湿原を見たときには、開拓民の人たちは、こんな荒涼とした湿原を、祖国へ故郷へというわずかな望みにすがりついて、年寄りや小さな子どもを伴って逃げ惑ったのかと思うと涙がこぼれそうになりました。

という、私の個人的な思惑はともかく、夕方4時頃チチハルに到着。心配していた通り、長時間の移動で、生徒たちはみなぐったりです。2日目にして、すでに中華料理の油っこさにまいっていた生徒たちに、夕食の水餃子はおいしかったようです。

*列車に長時間乗った。その際、湿原を見る。夕食に水餃子を食べた。

*二階建ての電車に乗ったのは初めて。駅とか人が多すぎて財布とかすられたらどうしようって心配だった。 中国で初めて美味い飯を食った(笑)。エビの水餃子は神。

*シェンヤンからチチハルまで電車で移動。最初の電車は綺麗で快適だった。電車の中で昼食。 おいしかったけど、やっぱり油っぽかった。チチハルに着いたら、バスでホテルへ。その後自由行動。 夕食は餃子。あっさりでおいしかった。

*日本人っていうだけで注目されるのはちょっと嫌だなと思った。どこに行っても必ず工事しててびっくりした。 チチハルの方がまだ空気が綺麗でよかった。相変わらず車が怖い。中国の人は車も、歩いている人も 当たり前な感じですごいなと思った。駅の待合室の人の多さにびっくりした。

*電車に乗車した時の中国人の視線(昨日からそうだが・・・)。指定席を取っても、すぐに座られる。

*今日はついにシェンヤンからチチハルに電車を乗り継いで到着した。チチハルでも日本人は目立つ。 リーベンレン、リーベンレンと呼ばれる事には大分慣れてはきたけれど現地の人々がどういった気持ちで 自分達を日本人と呼んでいるのかいつか聞いてみたい。今日のご飯も油いっぱいだったけれど、 中国の食事はおいしい!!

*ひたすら電車に乗った気がする。景色が変わらないことに絶句。 指定席に中国人がいてその場から立ち退かないことに絶句。 中国怖い。