日本と中国が近くなった‥‥‥‥アリ

●今回の旅、どうだった?率直な感想をどうぞ。

楽しかったです。去年むつみの「旅」で中国にはじめていったんだけど、初めて中国にいったときの感覚と、今回の旅の感覚は大きく違いました。最初の旅は、中国ってどんなところなのかわからなくて怖かったりしたけど今回はまた違った楽しいところを見つけられた感じです。

本当に都会と今回行った村の差がありすぎて‥‥日本では到底経験できないような暮らしがありました。たとえば水。都会なら水は使い放題だけど、今回行った村では水汲みにいかないといけなかったり、雨水をためなくちゃいけなかったり。食べ物でも都会と比べたらそんなにおいしいものじゃないけれど、村の人たちは食べてるし‥‥生活とかは都会と比べたらやっぱり大変だけど、その村の人たちと生活できたからこそ生き方の違いとかに面白さを見いだすことができたのかなぁっとも思います。

●そういう意味も含めて、賀家湾に行ってみてなにが一番楽しかった?

言葉はわからないんだけれど、村の人とジェスチャーだったり、なんとなくだけれど話せたりとか。あと、犬がみんな放し飼いだから、日本じゃありえないほどあちらこちらにいる犬に沢山触れたりとか‥‥全体的に楽しかった(笑)。
大変なことと言えば、やっぱり水汲みです。あと以前、日本軍が中国の人にひどいことをしたというのは東北地方にいったときもそうだったんですけど、今回も村であった事件の話を聞いて、すごい‥‥衝撃をうけました。それなのに、日本人の私たちに対して優しくしてくれたりとか、それが不思議でした。

●写真展をやってみてどうだった?

やってるうちに、いろんな人が集まってきてすごい面白かったです。写真をみて、なにを話してるのかわからなかったけれど、それぞれなにかを感じてくれていて。シールも子供の写真に沢山はってくれて「あぁ、こどもが好きなんだなぁ」って思ったし。写真展を通じて日本のことも少し知ってもらえて、日本と中国が少しつながった気がしました。
写真展以外で言えば、自分でヤオトンというテーマを設定してあいている時間に村をまわりました。ヤオトンは中もみんな違っていて、土でかためてるだけじゃなくて、フローリングになっていたりとか。横とつながっている部屋もありました。それから体感温度もヤオトンの中はとても涼しかった。お庭も奇麗でした。

●今回の旅を通じて、なにか自分の中で変わった?

社会参画というスクーリングではあったけど、これからの自分の将来を考えるきっかけになればいいなぁという思いもあって参加しました。そこで中国の人と交流して、昔あったこととかも知ることができたし、歴史を全く知らないということや、人と交流する楽しさを感じることができました。
今、私は世界に対して興味があって、その地域の言葉とか文化とか歴史とかが気になっています。だから少しずついろんなことを勉強していきたいと思いました。もし自分がいろんな言葉を話せるようになったら、いろんな世界の人と関われるような勉強だとか職業ができたらと思っています。