中国留学のすすめ その3

さて、丹東中心部(鴨緑江大橋があるあたり)に関してはこの間何度もアップしていますので省略しますが、この町もご多分にもれず、行くたびにどんどん町が郊外に広がって、大きくなっています。ニョキニョキと高層ビルが建設され、そろそろ東港と繋がってしまいそうな勢いです。

私が最初に行ったときには、丹東中心部からおんぼろバスに乗って、がたがた道を1時間以上もかかったのですが、今は、道路も完全舗装され、40分くらいですーっと着いてしまいます。東港そのものも、鴨緑江の川辺と河口界隈がどんどん埋め立てられて、土地が広がっているのです。

話し合いが終了してから、校長先生の車で北朝鮮との国境沿いの道をドライブしましたが、河口近くの埋立地はこんな感じ。来春からは、ここに新たな建設工事が始まるそうです。

さすがに寒かったです。鴨緑江の岸辺はこんな風に凍り付いていました。対岸は北朝鮮です。ただし、寒冷地特有というか、部屋の中はどこも全館暖房なので、建物に入りさえすれば、日本より暖かいくらいです。それだけ燃料にする資源が豊富なんだなぁと、ため息が出ます。

その豊富な資源のおかげで、外は氷点下20℃でも、市場の中には緑の野菜がこんなにあふれかえっています。

東港は漁業と、海産物を2次製品に加工する産業の盛んなところで、市場には干しえびや裂きイカ・タコ薫などなど、日本でもおなじみの商品が、これまたあふれかっていて、とてもとても安いのです。

地理的にいっても、朝鮮族の多い地域で、キムチなどもどっさり。
市場を巡ると、その土地の文化や豊かさがわかるといいますが、日本では見る事ができないスケールの大きさにまずは惹かれました。こんな町なら、私もしばらく“留学”したいと思うくらいです。